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ATOMIC 2019-20 NEW MODEL SKI REPORT VOL.2 [DEMO MODEL 後編]

 

 

オールラウンド性が抜群!
センター75mmのワイドボディが登場!

 

前回レッドスターiシリーズのトップモデルを紹介したが、今回は下位モデルとなるレッドスターS8iとニューモデルのレッドスターX9i WB、そしてデモモデルではないが、レッドスターX9i WBのベースモデル、レッドスターXシリーズのレッドスターX9 WBを紹介しよう。WB=ワイドボディはセンターが75mmあり、今季のラインナップのなかでも注目のモデルだ。

 

 

<レッドスターS8i>

 

 

格下モデルと侮るなかれ。万人向けの万能モデル

 

レッドスターS8iは、トップモデルの影に隠れがちだが、軽量で操作が楽なのが特徴。一日中滑りを満喫したい人、一台でオールラウンドに滑りたい人には最適なモデルだ。履いた瞬間から軽さを実感でき足元の安定感はしっかりあるので、上級者、エキスパートにもおすすめ。構造は、軽量のスペシャル カルバ ウッドコアに、メタルレスのファイバーグラス パワード構造と、サイドウォールにはミディアムタイプを採用。軽量でしなやかなフレックスで、ズラし系の技術からカービングまで幅広く対応してくれる。

 
 

《impression①》
ズレを活用できるので体の負荷が少ない軽量モデル
by 若月新一

「メタルが入ってないのでもの凄く軽量で、バランスが取りやすく、全体的なフレックスが柔らかいのでグリップし過ぎることなくズレながら回る技術を表現しやすい。体の負荷が少なく、女性とか力の弱い男性に凄くおすすめ。実際に私が履いたときも、バランスがよくて使いやすいと感じたので〝買い〟の板だと思います。逆に、カービングにこだわる人には物足りなく感じられると思います。対象は、2級前後から、もっと上のレベルの人まで。一台でオールラウンドに楽しみたい人には、年齢を問わずおすすめできます」

 

《impression②》
トップとテールが軽いのでコントロールが自由自在
by 石水克友

「板の走りを感じつつ、軽いスキーで楽なスキーを楽しみたい人におすすめ。対象は3級、2級から1級を目指す人、ゲレンデできれいなターンを描きたい女性、非力だがスキーに高い性能を求めるシニアに最適。サイドカットはショートターン向きだが大回りでも操作しやすいので、オールラウンドとして使うのが理想です。トップとテールが軽いので、コントロールが簡単で自由自在に操作できます」

 

 

 

<レッドスターX9i WB>

 

 

雪質への対応能力が高いセンター75mmのワイドボディモデル

 

今季、レッドスターiシリーズに新たに加わったモデル。センター幅75mmのワイドボディが特徴だ。構造は、軽量のスペシャル カルバ ウッドコアに、X9iより0.2mm薄い0.4mmのチタニウムを採用したチタニウム パワード構造を採用。サイドカットは168mmで13.5mとS9i、S8iよりも大きめのサイドカットで、75mmのセンター幅と相まって雪質やターン弧の大小を問わないオールラウンドな性能が特徴のモデルだ。メタルが入っていることでカービングも容易で、幅広のフォルムが柔らかな雪での高い走破性を発揮する。

 

《impresson①》
海外に一台だけ持って行く場合のベストチョイス
by 若月新一

「乗り心地はS8iに似ていて、軽量で、グリップし過ぎずに、ズレながら回ってくれるので体への負荷が少ない。春のクラストした雪や融けはじめの雪など、難しい雪質でも足場が作りやすく乗りやすい。私が海外に一台だけ持って行くとしたらX9iを選びます。隠れた名機なので、おすすめのスキーです」

 

《impresson②》
瞬発的な切り換えは得意ではないが楽に滑れる
by 石水克友

「S9iのような瞬発的な切り換えはあまり得意とはしていないのですが、切り換え時の安定性は高く、板に置いて行かれるような人や、あまりスピードを出して滑らない人にはおすすめ。サイドカットはS9iとG9iの中間ぐらいで、少し大きめのターンを描きつつ、小回りも得意。楽なスキーで一日滑りたい人に最適なスキーです」

 

 

 

<レッドスターX9 WB>

 

 

iシリーズとは一線を画する、もうひとつのワイドボディモデル

 

デモモデルのレッドスターiシリーズとは一線を画する、オンピステモデルがレッドスターXシリーズ。ベンジャミン ライヒがイメージキャラクターのトップモデルのレッドスターX9 Sは、サーボテックを搭載し、SLとGSを融合したマルチ ラディウス サイドカットにより、あらゆるターン弧が可能。オンピステでの性能を追求したモデルだ。
このシリーズに、センター75mmのワイドボディを採用したレッドスターX9 WBとレッドスターX7 WBが新登場。なかでもレッドスターX9 WBは、レッドスターX9i WBのベースとなった機種。こちらはスペシャル カルバ ウッドコアではなくパワーウッドコアを採用したチタニウム パワード構造を採用。X9i WBよりも重量はあるが、よりパワフルな滑りが可能なモデルだ。幅が広いことで整地だけでなく幅広い雪質でより高い走破性を発揮する。

 

《impresson》
硬いバーンから春の柔らかな雪まで幅広く対応
by 奥原いたる

「センター幅が75mmとワイドボディになった分、性格が穏やかになったと思うかもしれません。確かにレーシングタイプのような鋭さは感じられないかもしれませんが、硬いバーンでも十分なエッジグリップ力があり、スキーの走りも感じられます。決して弱いスキーではありません。対象となるのは、エキスパートから上級者、上級者に近い中級者まで。幅広いレベルの人が楽しめるスキーになっています。センター幅が60mm台のスキーに比べたら十分な浮力があり、整地斜面だけでなくゲレンデパウダーも楽しめます。春のザクザクの雪は、太すぎても板が取られるので、ちょうどいい太さだと思います」

 

 

石水克友(いしみず かつとも)
1983年2月9日生まれ。インターハイ、インカレ出場などアルペンレースで活躍後、技術選に出場。2010年にナショナルデモンストレーターに初認定。2011年の技術選では不整地小回り種目で1位を獲得。朴の木平スキークラブ所属

 

若月新一(わかつき しんいち)
1965年生まれ。インカレ、全日本選手権などで活躍後、指導者を目指しオーストリアに4年間単身留学。帰国後、全日本ナショナルデモンストレーターを9期務める。アトミックデモチームコーチ、黒姫スキー学校所属、オーストリア国家検定スキー教師

 

奥原いたる(おくはら いたる)
1958年4月18日生まれ。プロカーバー。カービングスキーが全盛の頃、ハンズフリーで滑るエクストリームカービングの第一人者として活躍。カービングテクニックを追求したユニークなレッスン方法が人気。SAJ公認乗鞍高原スキー学校所属

 

お問合せ先
アメアスポーツジャパン(株)アトミック
TEL:03-6831-2713
http://www.atomicsnow.jp/

 

文・写真:辻野 聡

 

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