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ATOMIC 2019-20 NEW MODEL SKI REPORT VOL.6[BEGINNER & SPORTS MODEL]

 

 

快適で簡単!
初級者、カムバックスキーヤー向け
セイバーシリーズがデビュー

 

現在のスキーは、そのほとんどがトップ幅が100㎜以上、サイドカットの回転半径が凡そ15m以下の小さなサイドカーブをもつ、いわゆるカービングスキーが主流だ。カービングスキーは、ズレ幅の少ないターン弧が描けるのが特徴だが、ターンスピードが速くなり体への負荷が大きくなりがち。最悪の場合、ヒザを傷めることにもなりかねない。
さらに、カービングスキーのもうひとつの特徴は、スキーをズラしてすべるプルークボーゲンが不得意だということ。カービングスキーは万能ではないのだ。
そこで注目したいのが、今季、新登場したセイバーシリーズのスキーだ。大きめのラディウスを採用し、見た目は昔のスキーのようにサイドカーブがストレートに近い。カービングターンよりも、ズラしながらターンをするのが得意で、昔のスキーに慣れ親しんだ人には扱いやすいスキーだといえる。しかも、トップ&テールよりもセンター部のサイドカットの回転半径が小さいトリプル・サイドカット構造により、ターンが非常に簡単にできるのも特徴。プルークボーゲンをマスターしたい初級者から、ズレを利用して楽にスキーを楽しみたい人まで、セイバースキーが理想の滑りを実現してくれる。

 

<セイバー7 + FT 12 GW>

 

セイバーシリーズの最上位モデル。心地よくズレる感覚が快感

 

セイバー7は、パワーレスで優雅に滑りたい初・中級クラスのスキーヤーと、クラシカルなスタイルに馴染み深い年配スキーヤー、板任せではなく自分でたわませてスキー操作がしたい中・上級スキーヤー、カービングスキーに馴染めないスキーヤーなどに最適。
サイドカットは、トップとテールが25m、センターが20mに設定。トップとテールが自在なズレを生み出し、やや小さめの回転半径のセンター部が、程よいカービングターンを可能にしてくれる。
セイバー7の構造には、しっかりとパワー伝達ができるサンドイッチ構造と、イージーな操作性を生み出すキャップ構造を融合させた、ハーフキャップ構造を採用。カービングで滑りたいときは切ることができ、ズラしたいときには簡単にズラすことができる。また、ライトウッドとグラファイトを組み合わせた軽量コアを採用し、非常に軽量で持ち運びもラク。持ち運びの際に、簡単に板を持つことができるグリップゾーンも採用している。

  

《impression》
マイルドなフレックスで面白いほどターンが簡単
by 辻野 聡

 

「カービングスキーと比べるとトップが細いので(100㎜前後)、滑る前は少し不安だったのですが、実際に滑ってみると足元の安定感が非常に高く不安はすぐに解消。軟らかなフレックスで簡単にターンに入ることができ、オートマチックに気持ちよくテールがズレていきます。適度にズレることで体にかかる負荷が軽減されるので、とても楽にターンができます。少し意識的に角付けを強くすることで、カービングターンも可能ですが、基本的にはズレを伴ったターンで滑るのが、このスキーには合っているようです」

 

 

<セイバー 3 + L 10 GW>

 

初心者向けに特化したモデル。スキーデビューが簡単に

 

幅広いスキーヤーをターゲットにしたセイバー7とは異なり、セイバー3は「初心者が半日でプルークボーゲンがマスターできるスキー」をコンセプトに開発されたモデルだ。サイドカットはトップ&テールが30m、センターは27mと、より大きめのサイドカットが採用。ズラす滑りに特化した性能が特徴のモデルだ。
軽量のPUコア、高い操作性を発揮するキャップ構造を採用。プルークボーゲンで滑りやすいのはもちろん、シュテムターン、パラレルターンへのステップアップも簡単にできる。

  

《impression》
スキーをズラすことに特化したプルークボーゲン用モデル
by 辻野 聡

「初心者用というと上級者は怖くて滑れないと思うかもしれないが、意外と滑れてしまうのがこのモデル。確かにフレックスは非常に柔らかいが、センター部分の安定感がしっかりしているので不安に思うことはない。これなら初心者でもあまり恐怖感を抱かずに滑れるにちがいない。ボーゲン用ということだが、面白いようにテールがズレる感覚は、快感にさえ思えてくる。今までにないボーゲンマスタースペシャルモデルだといえよう」

 

 

 

 

 

<注目のNEWブーツ>
軽量、簡単、滑りも快適
セイバースキーにベストマッチ。
イージーエントリーブーツ、セイバー

とにかく簡単に履けて、軽量で、快適に歩けて、滑りも簡単にできる、そんな夢のようなブーツが、アトミックが新たに開発したセイバーだ。見た目は、なんだ昔のリアエントリーブーツと同じじゃないか、と思うかもしれない。しかしセイバーブーツは、フィット感にこだわった構造が特徴の、まったく新しいセンターエントリーブーツなのだ。バックルの付いていないホークスだと言ってもいい。ホークスシリーズで培われた優れたフィット感を提供しつつ、無駄を省いた革新的なプロライト構造により超軽量を実現。102㎜ or 104㎜と幅広のラストを採用し快適性は抜群。アッパーカフの前傾角度が緩めなので、楽なポジションを取ることができる。
一度セイバーブーツを履くと、快適すぎて脱ぐのが嫌になるほど。とにかく快適にスキーを楽しみたい人には注目のモデルだ。

 

 

辻野 聡(つじの あきら)
1962年生まれ。長年スキー業界に携わってきたベテランライター。毎年70台以上の来季モデルのスキーを試乗している。最新スキー&ブーツの動向に詳しい。

 

お問合せ先
アメアスポーツジャパン(株)アトミック
TEL:03-6831-2713
https://www.atomicsnow.jp/

 

文・写真:辻野 聡

 

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